そろそろ冬至がやってきますね。今年の冬至は 12月22日 です。日本では、この日を「冬至」と書きます。漢字の意味は「冬に至る日」です。この日を境に、太陽が出ている時間が少しずつ長くなります。そのため、日本では昔から冬至を「運がよくなる日」「縁起のいい日」と考えてきました。
日本では、冬至の日に かぼちゃを食べ、ゆず湯に入る 習慣があります。私も子どものころから、今でもこのように過ごしています。
ゆず湯とは、ゆずを入れたお風呂のことです。昔の日本では、ゆずは庭に生えている身近な果物でした。しかし、今の日本、特に都心部では、庭のある家は少なくなりましたね。私も今は、スーパーで買ったり、実家から送ってもらったゆずを使って、ゆず湯を楽しんでいます。私の子どもたちも、年に一度のゆず湯が大好きです。お風呂にぷかぷか浮かぶ、黄色い丸いゆずを見ると、つぶしたくなるのが子どもごころでしょうか。お風呂から出るころには、もう元の形ではなくなっています。つぶして香りが強くなるのはいいのですが、少しかゆいのが難点です。かゆくならないよう今度はつぶさないぞ、、と思うのですが、1年経つとそれを忘れて、毎年「かゆい!」と言っています。
ちなみに、ゆずの香りには血行をよくする効果や、リラックスする効果があるそうです。冬に実をつける「ゆず」が、冬に必要な「温かさ」を補ってくれるのです。自然は私たちが必要とするものを用意してくれている…自然は偉大ですね。
ところで、ゆず湯もかぼちゃも、寒い時期に体を温め、栄養をとるためのものだと思っていました。(実際、そのような効果もあると思います。)しかし、改めて調べてみると、どちらも縁起担ぎから来ていることを知り、びっくりしました。もしかしたら日本人でも知らない人が多いかもしれません。
ゆず湯は、運を呼びこむ前に、香りの強いゆずで邪気をはらう、という考え方から来ているそうです。また、かぼちゃは、「ん」がつく食べ物は 「運(うん)がつく」 と考えられていたことが由来です。ここで、「かぼちゃ」には「ん」はないよ!と思ったあなた。実は、かぼちゃは昔 「南京(なんきん)」 と呼ばれていました。「ん」が二つも入っているため、特に縁起のよい食べ物として好まれていたそうです。今の日本では「なんきん」と言う人はあまりいませんが、知っていると少し楽しいですね。
日本には、科学的な効果とあわせて、このようなゲン担ぎが風習として、日常の中にたくさん残っています。冬至の習慣も、体だけでなく気持ちまで整えてくれる日本らしい行事なのかもしれません。
1年のうちで、太陽の時間が長くなり始める、とても縁起のよい日がもうすぐやってきます。
新しい1年に向けて、ゆずとなんきんを準備してみませんか。