北海道について語る場合、人によっておすすめするポイントが全く異なるかもしれません。そのくらい様々な魅力にあふれた場所なのです。

例えば「食べもの」に焦点を当ててみると、カニやウニなどの海鮮、味がとても濃く甘みたっぷりの野菜、新鮮な牛乳で作られたソフトクリームやチーズ、ジューシーでとろけるメロンなどすべてのカテゴリーで語るものが存在します。これを実現させているのは、そこに住む人々の努力と、そして東京都の約38倍もの面積を誇る北海道の土地の雄大な自然なのです。

そう、今回私が語りたいのは北海道の豊かな自然です!実際、北海道にある2つの世界遺産のうち、ひとつが2005年登録の世界自然遺産「知床」(豊かな生態系と生物多様性)です。また釧路湿原をはじめ13か所がラムサール条約登録湿地として登録されています。これだけで豊かな自然が残る場所なのだとわかってもらえたかと思いますが、私が好きなのは北海道の道。ペーパードライバーで必要に迫られなければ極力運転をしたくない私でも、北海道の道は違います。両脇に広がる原生林の美しさ。流れる川の水の清らかさ。手入れされた丘陵地では、パッチワークのような丘が続く。私がハンドルを握っているだけで癒されるのは、北海道だけです。

ところで、北海道に興味を持って調べたことがある方なら、地名の響きがちょっと日本語と違うな、と感じたことはありませんか?それらの多くは、アイヌ語に由来しています。

ニセコは「ニセイ・コ・アン・ペッ」──崖の下の川。

知床は「シリ・エトク」──大地の突き出たところ。

どれも、土地の姿をそのまま言葉にしたような名前ですね。

道具なども含め、自然界のすべてのものに魂が宿ると考えてきたアイヌの人々。人間も自然の一部として、自然と共生してきました。その考えは今でも北海道の景色の中にもしっかり残っているように思います。観光名所に足を運ばずとも、両脇に森が続く道を車で走り、川の音を聞き、遠くまで続く丘を眺めていると圧倒的な自然を前に「自分は自然に生かされているんだな」と感じるのです。

自然にどっぷり浸かりたい方。北海道の美味しいもの巡りの合間に、雄大なドライブを楽しんでみませんか?