健康サンダルを見たことありますか?なぜこれが「健康」なのか、わかりますか?

実は、この突起が歩くたびに足の裏をぐっと刺激してくれるんです。ツボのマッサージは、アメリカではリフレクソロジー、中国では推拿(すいな)として一般的だと思いますが、日本では足ツボマッサージとして広く知られています。履いているだけでそのツボに対しマッサージを与えてくれる履物が、健康サンダルなのです。

日本では1960年代、高度経済成長期に伴う生活環境の変化など様々な理由を背景として健康ブームがおきました。そのような時代背景もあり、健康サンダルは日本全国へ広まっていきました。開発の元をたどると、自身の体力回復のために行った「青竹踏み」に効果を感じた履物メーカーの創業者が、試行錯誤してツボを適度に刺激してくれ、長時間着用しても痛くない製品として形にしたものだそうです。

この健康サンダルですが、履いてみると日によって感じ方が違うんです。体調が悪かったり体が強張っている日は足裏が痛く感じ、反対に体の調子がいい日は何の違和感もなく、むしろ気持ちいいと感じるほど。私個人の感想ですが、自分の体調を判断するのにいい目安になります。

なお、以前は健康サンダルというと前述の突起のついたスリッパを指していましたが、近年、広いくくりで見てみると、様々なサンダルが出てきました。例えば、半下駄や布で作った草履などがあります。前者は、裏の指側半分のサイズの下駄です。こちらは足指の筋力強化や土踏まずを保つトレーニングになるようです。後者は、布をひも状にしたもので編んだサンダルです。網目が大きく全体的にでこぼこしているので、足裏全体に適度な刺激を与えます。(私も持っています。なかなか気持ちいいですよ!)

実は、布草履も半下駄も1000年近く前から存在していたものが見直され現代版として復活し、人々が改めてその効果を実感しています。私もその一人で、昔の人の知恵ってすごいなぁ、と感心してしまいます。道具ひとつひとつに意味がある、なんだかわくわくしませんか。手軽に体を労わってくれる健康的なサンダルをあなたの日常に導入してみてはどうでしょうか。