私が人生で最初に夢中になったアニメが『ふしぎ遊戯』です。笑って、感動して、ドキドキして、子どもながらにたくさんの感情をもらいました。今でもオープニングの曲を思い出せるほど、強く心に残っています。
この作品の魅力はたくさんありますが、今日はあえてキャラクターやエピソードではなく、物語の「設定」に注目してみたいと思います。『ふしぎ遊戯』の舞台は、昔の中国のような世界。東西南北に国があり、それぞれが神獣に守られています。その神獣とは、朱雀・青龍・玄武・白虎。これらは古代中国の天文学や風水に由来し、「四神」と呼ばれ、方角を守る神獣として信じられてきました。
主人公が関わるのは、南を守る朱雀の国。朱雀は、鳳凰のような大きな翼を持つ赤い鳥として描かれます。一方、物語の中で対になる存在として語られるのが東を守る青龍です。龍というと強さの象徴のように思えますが、青龍は水や川の流れとも結びついた存在。どちらも単なるアニメの中のかっこいい設定ではなく、実際の思想に基づいたもの。実は日本にも残っており、京都(平安京)は四神に守られた地だという理由から、あの場所に作られているんですよ。
話を戻し、小学生だった私は家にあった一番分厚い辞書――広辞苑を開き、「四神」や「朱雀」という言葉を見つけたときのことを、今でもよく覚えています。アニメの中だけの存在だと思っていたものが、現実の世界にも確かに存在していた。その瞬間、物語が急に現実と地続きになった気がして、胸が高鳴りました。アニメや漫画でありながら、実在する神話や思想と結びついていると、「もしかしたら本当にある世界なのかもしれない」と想像が膨らみますよね。その感覚が、子どもの私にはとても新鮮で、だからこそ『ふしぎ遊戯』の世界に深く引き込まれたのだと思います。
連載開始から30年近く経った今でも、続編として別の国や巫女の物語が描かれています。時代が変わっても語り継がれているのは、この物語が持つ世界観が、今も人の想像力を刺激し続けているからでしょう。 いつか続編もアニメになりますように。そんな願いを込めて、今日は『ふしぎ遊戯』について語ってみました。
出典(引用):PR TIMES「TVアニメ『ふしぎ遊戯』30周年を記念して、スタジオぴえろ公式YouTubeにて期間限定の無料配信が決定!」(株式会社スタジオぴえろ、2025年9月26日公開)
※本記事は上記プレスリリースの一部を引用し、詳細は元記事をご参照ください。
▶︎ 元記事: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000151959.html
『安部晴明簠簋内傳圖解』(東京:神誠館、1912年)より「二十八宿図」[