ぶら下がり健康器とは、バーにぶら下がって背中や腕、腹筋などを鍛えたり、身体を伸ばしてリフレッシュしたりする器具で、懸垂マシンやチンニングスタンドとも呼ばれ、運動不足解消や姿勢改善、肩こり・腰痛緩和に役立ち、自宅で手軽に全身トレーニングやストレッチができる特長を持つ。
健康ブームを牽引したものはたくさんあれど、これはすごかった。一家に一台くらいの勢いだったのです。我が家にもありました。小学生の頃から中学生の頃まで。ただ我が家だけではなく、利用率は少なく、いずれ物干しになったりハンガーになったりする、というのでみんなで大笑いする対象になっていくのでした。が、現代でも簡単な方法としての腰痛や肩こり解消に使われています。
主な特徴とできること
- 筋力トレーニング:懸垂(チンニング)、腕立て伏せ(プッシュアップ)、ディップス(二の腕・胸)、レッグレイズ(腹筋)など、上半身を中心に鍛えられる。
- ストレッチ・リフレッシュ:ぶら下がることで背骨が伸び、腰や背中の筋肉がほぐれ、猫背改善やリフレッシュ効果が期待できる。
- 豊富な種類:シンプルなぶら下がり機能のみのものから、ディップスやレッグレイズができる多機能なものまである。
- 設置方法:ドア枠に設置するタイプ、自立式のスタンドタイプ、壁に固定するタイプなどがある。
期待できる効果
- 姿勢改善:背骨を伸ばし、胸を開くことで猫背が改善される。
- 肩こり・腰痛の緩和:背中や肩周りの筋肉がほぐれ、血流が改善される。
- ダイエット・筋力アップ:全身の筋肉を使うため、基礎代謝アップや筋力向上に繋がる。
- 疲労回復:身体を伸ばすことでリフレッシュし、自律神経のバランスが整いやすくなる。
- 自宅で手軽に全身運動やストレッチができるため、運動不足解消や健康維持を目的として人気がある。
歴史
- 誕生の経緯 (1976年頃): 塩谷宗雄教授が提唱した「ぶらさがり健康法」が基となり、雑誌『壮快』1976年4月号に掲載されたのが発端。当時は「足を地面につけたまま」のぶら下がりが推奨されていた。
- 大ブームの到来 (1978年頃): 昭和53年頃、テレビショッピングで大々的に紹介され、爆発的な売れ行きを記録しました。TVショッピングもこの頃定番化。
- 「一家に一台」の時代: 手軽に姿勢が良くなり、腰痛が解消すると言われ、多くの家庭で愛用される。
- 洋服掛けへの転身: ブームが落ち着くと、その形状から「洋服掛け」として活用されるケースが多発。
- 現代の立ち位置: かつての一世を風靡したブームを経て、現在は「懸垂マシン」や「チンニングスタンド」として、フィットネス器具の定番として進化しつつ定着。
結果、手軽な健康器具の元祖として知られ、現在でもストレッチやトレーニング目的で親しまれているが、実際はウォーキングの途中に鉄棒にぶら下がるなどで代用はできなくもないし、ジムにもそうした機能を持つマシンやエリアがあるので、このためだけに一台を購入する人は少ないかもしれない。
現代ではアプリが使えるもののほうが人気がありますよね。