日本人は日々和食を食べていると思っている海外の方は多いかもしれませんが、実はパンもとても身近な食べ物です。

実際、日本の小学校や中学校の給食では、お米と同じくらいの頻度でパンが出ることもあります(学校によりますが)。また、とりわけ朝食では、「軽い」「調理が簡単」「甘い・しょっぱいどちらにも合う」といった理由から、パンを好む若い人も多くいます。小学生のクラスでも、今や半数以上が毎朝パンを食べているという話もあるほどです。

それほどに普及しているため、日本の街中にはパン屋さんがたくさんあります。コンビニでも手軽に買えますが、焼き立てを楽しみたいなら、ぜひ街のベーカリーに足を運んでみてください。

日本のパンは、ふわふわで柔らかい食感のものが主流で、これは海外のパンとの大きな違いの一つです。パン屋さんにはそれぞれ個性があります。昔ながらの老舗では、クリームパンや焼きそばパンなど、ふわふわで柔らかい生地のパンが人気です。一方で、海外の影響を受けたおしゃれなベーカリーでは、デニッシュ系の甘いパンが充実しています。最近では、ライ麦などを使ったハード系のパンや、サンドイッチに力を入れるお店も増えています。

日本には「激戦区」と呼ばれるエリアがあります。特定の商品を扱うお店が多く、質の高さが求められる地域のことです。実は京都はパンの激戦区であり、パンの消費量も全国でトップクラスです。和食のイメージが強い京都がパンの街であるというのは、少し意外ですよね。理由には諸説ありますが、「学生が多い」「職人が多い」「新しいものを受け入れる文化がある」といった背景があると言われています。

さらに、日本各地には「ご当地パン」と呼ばれるユニークなパンも存在します。例えば、

・福島県の「クリームボックス」(食パンにたっぷりのクリーム)

・福岡県の「マンハッタン」(チョコレートがかかったドーナツ)

・滋賀県の「サラダパン」(たくあんとマヨネーズの組み合わせ)

など、個性的なパンが各地にあります。

日本でしか味わえないパンがたくさんあります。日本を訪れる際は、ぜひ「ご当地(ごとうち)パン」で検索して、その土地ならではの味を楽しんでみてください。