日本におけるシチューは、西洋から伝わった料理を独自に進化させた「ガラパゴスフード」とも言える洋食文化の代表格です。明治時代に伝わり、学校給食などを通じて日本人の味覚に合うようアレンジされ、独自の発展を遂げました。 でもとってもおいしいんですよ♬

日本で親しまれているアレンジシチューの数々を種類別に紹介します。

1. 定番の進化系アレンジ(クリーム・ホワイト)

  • 和風クリームシチュー: 隠し味に味噌、醤油、塩麹、昆布茶などを加え、ご飯に合う味付けにアレンジしたもの。
  • 豆乳シチュー: 牛乳の代わりに豆乳を使い、あっさりとヘルシーに仕上げたもの。
  • 具材の和風化: 白菜、大根、かぶ、里芋、ごぼう、たけのこなど、和野菜をたっぷり入れたシチュー。
  • 鮭とカボチャのクリームシチュー: 秋から冬にかけて人気の、鮭の旨味とカボチャの甘みが特徴のシチュー。
  • 海鮮クリームシチュー: アサリ、牡蠣、エビなどの魚介類を使い、旨味を引き出したもの。 

2. トマト・赤ワイン系アレンジ(ブラウン)

  • 豚こまトマトシチュー: 豚こま肉を使い、トマトベースの味付けで煮込んだ、ビーフシチューより手軽なシチュー。
  • 海軍さんのビーフシチュー: 明治時代の海軍レシピをもとに、デミグラスソースや赤ワイン、野菜をじっくり煮込んだ、長崎県佐世保市などで見られるご当地アレンジ。
  • ガーリックトマトシチュー: ニンニクをきかせ、香りが食欲をそそるトマトベースのシチュー。 

3. リメイク・アレンジレシピ(残ったシチューの活用) 

  • シチュードリア: 残ったクリームシチューをご飯(ケチャップライスやバターライス)にかけ、チーズを乗せて焼いたもの。
  • クリームコロッケ: 残ったシチューに衣をつけて揚げたもの。
  • シチューパスタ: 牛乳でのばしてパスタソースとして活用したもの(カルボナーラ風など)。
  • シチューオムライス: オムライスのソースとしてシチューをかける。
  • パン・グラタン: 食パンを器にして、シチューを流し込み、チーズをかけて焼いたもの。 

4. 日本独自の食材・素材

  • コーンクリームシチュー: コーンクリーム缶を使った、甘みのある子供に人気の高いシチュー。
  • 酒粕シチュー: 酒粕を加え、コクと風味を出した和風のアレンジ。 

これらのシチューは、パンだけでなく、ご飯にかけて食べる「かけ派」も存在するなど、日本の食卓に深く根付いています。

しかも日本人同士で論争が続いているのが、シチューの主食はパンかごはんか?というもの(笑)。

1. ごはん派(66.4%)

  • 理由: しっかりとおかずとして食べたい、満腹感が得られる、和食の感覚で食べられる、など。
  • 特徴: 米どころ(新潟、富山、岩手など)で特に「ごはん派」が多い傾向にあります。
  • 食べ方: シチューとご飯を「分けて食べる派」が約7割、ご飯に「かけて食べる派」が約3割です。特に10代〜20代の若年層は「かける派」も多い傾向にあります。

2. パン派(21.5%)

  • 理由: おしゃれ、洋食として食べたい、バゲットなどと一緒に食べると美味しい、など。
  • 特徴: 都市部(東京、大阪など)で比較的人気が高い傾向にあります。
  • 適したパン: バゲット、ロールパン、食パンなど、シンプルで食感の異なるパンが適しています。

3. その他・両方

  • 1日目パン、2日目ごはん: 1日目は洋風にパンで、残ったシチューで翌日はリゾット風にご飯、という楽しみ方をする人も多いです。
  • パスタ: クリームシチューをソースの代わりにして、パスタと合わせる食べ方も人気があります。

おもしろいでしょ?日本人の食卓に行ってみないとわからないことかもしれないです。ちなみに私はパンかパスタですね。日本語を話しているときに英語は混ぜない、みたいな感じです←わかる??