たぶん日本人でもこの厳密な区別をしていないと思うのですが、「文語体と口語体」という分け方と、「文語ー口語」は2つの別の分け方です。
文語体と口語体の違いは、これです。
みなさんが学びたいのはまず現代で使われている日本語ですから、口語体に分けられます。日本人でも教えることに慣れていない人はここを厳密に分けていないかもしれないので注意してください。英語で言うところのNeo-English以前が文語体ですね。
現代の人々が使っている日本語の中での分け方が文語=書き言葉、口語=話し言葉に分類できます。
日本語の文語(書き言葉)と口語(話し言葉)は、主に用途と印象が異なります。文語は正確で堅い文章用、口語は親しみやすくカジュアルな会話用です。文語は「貴社・したがって」など明瞭な表現を使い、口語は「御社・だから」など簡潔な表現を好む特徴があります。
文語(書き言葉)と口語(話し言葉)の主な違い
文語(書き言葉): 記録、論理的な説明、フォーマルな場面で使用。情報が正確に伝わる。
口語(話し言葉): 日常会話、メール、親しい間柄で使用。親しみやすさやリアルタイムのコミュニケーション。
文語: 丁寧でルールが決まっており、論理的。
口語: 省略(ら抜き言葉)、倒置、感動詞(「まあ」など)が多く、文脈に依存しやすい。
文語: 堅い、知的な、公式な、信頼できる。
口語: 柔らかい、カジュアル、親しみやすい、リズムが良い。
文語: レポート、論文、新聞、契約書、メール。
口語: 会話、LINE、レビュー、ブログのキャッチコピー。
使い分けのポイント
正確性が求められるビジネス文書や正式な書類では「文語」が適しており、読者や聞き手に共感を持たせたい、あるいは親近感を醸成したい場合は「口語」が適しています。
ですので、まずみなさんが学びたいのは「口語=話し言葉」ではあるのですが、教科書をベースに文法を学ぶと、「文語=書き言葉」になってしまう傾向があることに注意してください。
実は、日本人が学んでいる英語もこの現象が多く起きています。フォーマルに丁寧に話そうとする傾向が強いため、書き言葉で話し続ける人が多かったり、実際英語の書き言葉と話し言葉の区別がつけられないままという日本人は多いです。固く話してしまうことがあっても許してあげてくださいね。(^^;)
これからみなさんが日本語を学ぶに際してきっぱりと言えることは、文語体はもう日本人でも書く人はほぼいなくなりました。明治時代から昭和初期で終わっております。プロと言われる人で未だに書くことができる人はいますが、当然話しません。書き言葉も、Texting
は話し言葉が多いです。メールも数回ビジネス調にしたあとは、獲得した親密性に合わせて、部分的に話し言葉が増えていきます。
ここを理解した上で日本語を学んでいきましょう!